超音波を利用するとカーボン分散も可能
スラリーは湿式法によりセメントを製造する時、原料の石灰石や粘土に水を加えて粉砕した泥状物のことを意味します。
他にも石炭や鉱石などを粉末状態にしてから水と混ぜて泥状にしたものもスラリーと呼びます。
凝集しているスラリーに超音波を照射すると、一時粒子まで分散させることが可能で、これをスラリーの分散と呼んでいます。
スラリーの分散は塗料産業や製紙産業、セラミック産業など幅広い分野で活用が行われている技術であり、そのスラリー分散評価を行う時に利用する評価機の開発を行っているのが日本アレックス株式会社です。
こちらの会社は超音波を応用した各種装置の開発や製造販売、輸入販売を行っており、ゴム製品になくてはならないカーボンの製造に欠かせない、カーボン分散を可能にする超音波装置の開発も行っています。
マイカーを所有している人も多いかと思われますが、自動車のタイヤは何故黒いのかご存知でしょうか。
生ゴムと呼ばれているものは液体の時には乳白色ですが、これを固めただけでは元に戻る性質がありません。
輪ゴムなどは伸ばした後放置すると元の大きさに戻る弾性変形作用がありますが、生ゴムは加硫を加えることで弾性変形作用を与えることができます。
カーボンはタイヤの色を黒くしている物質ですが、黒くする目的でカーボンを入れているわけではありません。
ゴムにカーボンブラックを充填すると、ゴムの強度および耐久性が著しく向上する性質があるためです。